【AI】AIと日本のこれから

ChatGPTが登場してから、チャットAIサービスが沢山リリースされている。Googleは類似サービスを発表して、これからリリースされる予定。中国のテック企業もリリースを公表しており近日中に公表される見込みだ。

日本企業からは、GPTを利用したサービスは発表されているものの、大規模言語モデルを用いたサービスのリリース予定は公表されていない。

一方で、自民党は動き出しており、松尾先生や安宅先生を呼んで勉強会を始めた模様。松尾先生のスライドが大規模言語モデルの進歩について、コンパクトにまとまっている。また、日本の対応方法として、以下の3つがまとめられている。勉強会で終わらず予算措置され、日本版のChatGPT(AIモデル)を作成して欲しいと思う。

ただ、アルゴリズムの開発は、属人的なところあり、予算措置したからといって、”誰が”プロジェクトに参加するかで成否が大きく変わると思う。つまり、結果が分かりやし一方で、お金になりにくいAIの学習素材を収集・公表しくれないかと思う。すなわち、英語に比べると日本語は学習用の素材が限られ、利用には著作権の問題や良質な日本語の文書の収集には”物量”が必要であり、”公共政策”に向いていると考える。

残念ながら個人ができることは限られるため、ChatGPT等のAIサービスを使ったサービスの開発や仕事への応用を考えたいと思う。DXの文脈で経済産業省2025年の壁と言っていたが、公表した内容とは異なるものの、AIを事業に適用できるかで競争力が大きく変わると思う。AIの進歩を考えると、2025年には世の中が変わり始めると予想するので、2025年の壁として意識して対応が必要と思う

note.com

AIの進化と日本の戦略(松尾研究室)

1. 大規模言語モデルを自ら開発する
- 数百億円あれば同じようなものは作れる(ただし、その間に相手はもっと先に行く。)
- 今後のインパクトの大きさを考えれば、この戦いに参入するチケットとしては安い。この機会が開いているウィンドウは短い。
2. APIを使いサービスを作ることを奨励する
- ChatGPTなどのAPIを使って、ローカライズした専用アプリ、専用ソフトウェアが多く出現。国内の市場になるので、最低限ここはしっかり伸ばすべき。
- 一方Apple Store等と同じく、手数料を払い続けないといけない。
3. ユーザとしての活用を促進する
- DXが進んでいない現状において、言語による指示ができることは、DXの決め手になる可能性はある
- つまり、DXにおけるリープフロッグ。(アフリカに固定電話が入ってないのに携帯が入ったように。)

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2025年の壁

内容は以下の経済産業省が2018年に公表したレポートを参照。要約すると、古くなった基幹系システムを刷新(データモデル・ビジネスモデル・業務フローをモダン化)して、デジタルベースの事業モデルへの転換を促すもの。

AIの進展により、一層データの重要性が増すため、2025年までのシステム刷新が需要になったと思う。

www.meti.go.jp

2025年の崖とは?経産省DXレポートが示す問題と対策

www.nec-solutioninnovators.co.jp

以上