KADOKAWAサイバー攻撃の2024年6月時点の整理と、バックアップは重要だよね、というお話。

KADOKAWAサイバー攻撃について、続報があったので、後から振り返る用に、現時点で判明している内容の記録として、ニュース記事を貼り付ける。犯人グループは情報を取得したと表明しているが、現時点では不明である。

しかし、ランサムウェアも単純な暗号化から、事前に情報を取得して暗号化を実施する2段階の攻撃になるなど、攻撃が進化している。

 

KADOKAWAランサムウェア攻撃で1.5TBのデータを暗号化されたことがサイバー犯罪集団「Black Suit」により明らかに - GIGAZINE

gigazine.net

rocket-boys.co.jp

news.livedoor.com

www3.nhk.or.jp

 

 

 

BlackSuitについて、少し調べてみた。最近の攻撃グループの用で、検索で分かる範囲ではあまり情報がなかった。わかった情報をAIで集約すると以下の通り。

1. BlackSuitは2023年5月に発見された比較的新しいランサムウェアグループです。

2. BlackSuitはRoyalランサムウェアファミリーと大きな類似点があり、HealthcareおよびPublic Health (HPH)セクターに対する信頼できる脅威となる可能性があります。

3. BlackSuitは二重恐喝手法を用い、感染したネットワークから機密データを盗み出して暗号化します。

4. これまでに少数の攻撃しか観測されていませんが、最近の疑わしい攻撃では米国のHPH組織が標的となりました。

5. BlackSuitはRoyalランサムウェアと非常に高い類似性(98-99%)を示しており、同じ開発者による新しいバリアントである可能性があります。

6. 現時点では特定の標的産業は見られませんが、米国、カナダ、ブラジル、英国などが標的となっています。

7. HPHセクターへの影響は限定的ですが、RoyalやContiとの関連が確認されれば、今後さらなる攻撃が予想されます。

 

www.sentinelone.com

<AI要約>

BlackSuitランサムウェアは2023年に登場し、医療や教育などの重要業界を対象にデータを暗号化し流出させます。WindowsLinuxをサポートし、フィッシングメールサードパーティツールを通じて配布されます。

*うまく要約できないため、詳細はリンク先を参照。

www.trendmicro.com

 

ここ1年以内で色々と被害が出ている模様。一斉に攻撃しているのだろうか。

BlackSuit ransomware linked to auto dealers' outages

https://www.axios.com/2024/06/24/blacksuit-ransomware-cdk-global

 

ランサムウェア対策ではないが、クラウドベンダーが誤ってアカウントを予備も含めて削除してしまった、という記事。担当者の機転で別のクラウドサービスでバックアップを取得していたため、無事に復旧できた、というお話。

人間はミスをするし、クラウドも完璧では無いため、複数手段でのバックアップは大事だ。

www.itmedia.co.jp

 

以上